厚生労働省は毎年10月に「全国労働衛生週間」を実施しています。
令和8年度(2026年度)は、準備期間が2026年9月1日から30日まで、本週間が2026年10月1日から7日までと定められています。
今年のスローガンは「ひとりひとりが貴重な人材 心も体も健やかに みんな生き生き健康職場」に決定しました。
この週間は、労働者の健康管理や長時間労働対策、メンタルヘルス対策、化学物質対策などを重点分野とし、職場での自主的な取り組みを促すことを目的としています。
建設現場でも、朝礼や安全大会の場でスローガンを掲示し、健康意識を高める取り組みが広がっています。
全国労働衛生週間2026とは
実施スケジュール早見表
| 区分 | 期間 |
|---|---|
| 準備期間 | 2026年9月1日〜9月30日 |
| 全国労働衛生週間(本週間) | 2026年10月1日〜10月7日 |
準備期間は掲示物や社内周知の準備に充てる期間で、本週間中に実際の取り組みを行うのが基本的な流れです。
建設業では複数の現場を抱える会社も多いため、準備期間のうちに現場単位で担当者を決めておくと、本週間の対応が滞りません。
建設現場で掲示すべき安全標識・ポスターの種類
全国労働衛生週間に合わせて掲示物を見直す際は、既存の熱中症対策標識に加えて、健康管理全般をテーマにした掲示物を用意すると効果的です。
具体的には、スローガンポスター、健康診断の受診を呼びかける掲示物、メンタルヘルス相談窓口の案内、化学物質のSDS(安全データシート)掲示などが挙げられます。
熱中症対策標識との連動
2025年6月施行の改正労働安全衛生規則により、熱中症対策の管理体制整備・記録・周知はすでに義務化されています。
10月上旬はまだ残暑が続く現場もあるため、WBGT値の表示板や注意喚起標識はそのまま継続して掲示し、労働衛生週間のポスターと並べて設置するのがおすすめです。
掲示物を入れ替えるタイミングで、破損や色あせがないかも合わせて点検しておくと安心です。
掲示物チェックリスト
- 全国労働衛生週間スローガンポスター
- 健康診断・特殊健康診断の受診案内
- メンタルヘルス相談窓口の掲示
- 熱中症対策・WBGT表示板(継続掲示)
- 化学物質SDS・注意喚起標識
掲示物を作成・設置するときのポイント
視認性を優先したレイアウトにする
現場の掲示板は離れた場所からでも読めるよう、文字は大きく、色のコントラストをはっきりさせることが重要です。
スローガンなど文字数の多い掲示物は、要点を短いフレーズに絞って強調すると伝わりやすくなります。
耐候性のある素材を選ぶ
屋外の掲示物は雨風にさらされるため、ラミネート加工や耐水シートなど、長期間の掲示に耐えられる素材を選ぶことをおすすめします。
設置場所は動線上を意識する
朝礼場所や休憩所、現場出入口など、作業員が必ず通る動線上に掲示することで、周知の効果が高まります。
今から準備すべき3つのステップ
ステップ1:準備期間中に掲示計画を立てる
9月中の準備期間に、現場ごとの掲示スペースと必要な掲示物の種類を洗い出しておくと、本週間の対応がスムーズになります。
ステップ2:スローガンを社内・現場に周知する
朝礼や安全大会で今年のスローガンを紹介し、健康管理への意識づけを行います。
ステップ3:本週間中に掲示物を更新・掲示する
10月1日から7日の本週間に合わせて、新しい掲示物を実際に現場へ設置します。
よくある質問
Q1. 全国労働衛生週間の掲示は法律上の義務ですか?
全国労働衛生週間そのものへの参加や掲示は法律上の義務ではありません。
ただし、熱中症対策や化学物質管理など、関連する個別のテーマについては労働安全衛生法令上の義務が別途定められている場合があります。
Q2. 熱中症対策の標識は10月以降も掲示し続けるべきですか?
WBGT値が基準を超える可能性がある間は、対象作業について標識の掲示や記録を継続する必要があります。
地域や現場の気候条件に応じて、いつまで掲示を続けるか事前に判断基準を決めておくと安心です。
Q3. 中小規模の現場でも取り組む必要がありますか?
企業規模にかかわらず、労働者の健康確保は事業者の努力義務とされています。
掲示物ひとつから取り組みを始めることも、有効な健康管理施策のひとつです。

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