工事看板とは、建設工事・土木工事・道路工事などの現場周辺に設置される各種看板の総称です。
工事看板には法律によって設置が義務付けられているものと、安全・周知のために任意で設置するものがあり、適切に設置しなければ法令違反や第三者への事故につながるおそれがあります。
本記事では、工事看板の目的・種類・設置義務・設置場所・サイズ規格をわかりやすく解説します。
工事看板を設置する目的
工事看板を設置する主な目的は以下の3つです。
- 法令上の義務を果たすため(建設業許可票・建築確認票など)
- 周辺住民や通行人に工事の概要・期間・連絡先を周知するため
- 作業員および第三者の安全を守るため(危険区域への立入禁止・注意喚起)
工事看板の種類
①法定表示板(設置義務あり)
法令によって掲示が義務付けられている看板です。
設置を怠ると行政指導・罰則の対象になる場合があります。
- 建設業許可票(建設業法第40条):元請・下請問わず現場ごとに設置義務
- 建築確認済票(建築基準法第89条):建築確認を受けた建築工事に必要
- 労災保険関係成立票(労働保険徴収法第11条):労働者を使用する事業所に必要
- 施工体系図(建設業法第24条の7):公共工事・民間工事で下請契約ありの場合
- 道路使用許可証の掲示(道路交通法):道路上での工事に必要
②安全看板・注意看板
作業員と周辺通行人の安全を守るために設置する看板です。
- 立入禁止看板:工事区域・危険区域への第三者の立入を禁止する
- ヘルメット着用看板:現場内でのヘルメット着用を義務付ける
- 速度制限看板:工事車両の徐行・速度制限を指示する
- 落下物注意看板:頭上からの落下物に注意を促す
- 足元注意看板:段差・穴など足元の危険を知らせる
③工事内容周知板
地域住民や通行人に工事の概要を知らせるための看板です。
- 工事概要板:工事名称・発注者・施工者・工期・連絡先などを記載
- 迂回路案内板:通行止め区間の迂回ルートを示す
- 工程表示板:工事の進捗状況を示す
工事看板の設置義務と法的根拠
建設業許可票は建設業法第40条により、建設工事の現場ごとに公衆の見やすい場所への掲示が義務付けられています。
建築確認済票は建築基準法第89条により、確認済証の交付を受けた建築工事において工事現場の見やすい場所への掲示が義務付けられています。
設置義務・設置場所の詳細は工事看板の設置義務・設置場所の解説をあわせてご覧ください。
工事看板のサイズ規格
法定表示板には法令・通達で定められた標準サイズがあります。
建設業許可票の標準サイズは縦35cm以上・横40cm以上とされています。
安全看板・注意看板については法令上の規格は特定されていませんが、視認性を確保できる大きさで作成するのが基本です。
工事看板の無料テンプレートについて
当サイトでは、建設現場で使える各種安全看板・注意看板・工事看板のイラスト入りテンプレートを無料でダウンロードできます。
ExcelやWordで編集可能なテンプレートも用意していますので、ぜひご活用ください。
まとめ
工事看板には法律で設置が義務付けられたものと、安全・周知のために任意で設置するものがあります。
法定表示板の未掲示は法令違反になる場合があるため、工事着工前に必要な看板を確認・準備しておくことが重要です。
工事看板の種類一覧は工事看板の種類まとめ、安全標識の種類は安全標識の種類・一覧もあわせてご覧ください。

