ラミネーターを買うなら外してはいけないポイントがあります。
このページでは失敗しない「4本ローラー」のA3対応ラミネート機の選び方と、数あるラミネーターの中から厳選した4機種をご紹介しています。
ラミネーター選びで迷っている方は、購入時の参考にしてください。
失敗しないA3対応ラミネーターの選び方6つのポイントとは?
失敗しないラミネーターの選び方として、以下の6点を抑えておきましょう。
- A3サイズ対応であること
- ローラーが4本あること
- ウォームアップ(立ち上がり)が早いこと
- 温度調整、スピード調整ができること
- リバース(逆回転)機能があること
- コンパクトであること
一つずつ詳しく解説していきます。
※当サイトでご紹介しているラミネーターは業務用、家庭用に関わらず利用できるものをご紹介しています。
A3サイズ対応のラミネーターであること
「なにを当たり前の事を」と思うかもしれませんが、ラミネーターはA4サイズ対応の方が安くて種類も豊富です。
安いからと言って、間違ってA4対応(A3非対応)のラミネーターを買わないように注意しましょう。
なお、もしもA3対応とA4対応で迷っている場合は、絶対にA3対応にすることをおすすめします。
A3対応であれば小さいサイズ側への対応はできますが、A4のみ対応のタイプにしてしまうともちろんサイズの大きいA3版のラミネートはできません。
「大は小を兼ねる」ですね。
A3対応の方がどうしても本体サイズは大きくなりますが、最近のラミネーターはコンパクト設計で、バカみたいに大きくなるわけではありませんので、A3対応タイプにしておくことをおすすめします。
4本ローラーのラミネーターであること
ラミネーターを購入しようとしているところに「ローラー」と言われてもピンとこないかもしれませんが、ラミネーター内部には紙を送るためのローラーが存在します。
このローラー本数は機種によって違うのです。
一般に市販されてるものとしては、主に2本、4本、6本のタイプがあります。
ローラーの本数が少なければ、その分価格は安くなりますが、
- 出来上がりがそってしまったり
- きれいにラミネートできなかったり
しますので、最低でも4本は欲しいところです。
数が多いほうが良いのであれば、6本タイプもありますが、その分価格が高くなりますし、4本あればまず問題ない仕上がりになりますので、4本タイプで十分です。
ウォームアップ(立ち上がり)が早いこと
ラミネーター選びで重要なのは、ウォームアップ時間の短さです。
この時間が短いほど、作業効率が大きく向上します。
平均的なラミネーターのウォームアップ時間は1~2分ですが、30~40秒で準備が整うモデルも存在します。
これら高速で立ち上がるラミネーターは、大量の文書を素早く処理したい場合に非常に便利です。
特に、業務用途でラミネーターを利用する場合、待ち時間の短縮は作業の効率化に直結します。
そのため、ウォームアップが速いモデルは、作業量が多い環境におすすめのラミネーターと言えるでしょう。
確かに、このタイプのラミネーターは価格が高めに設定されていることが多いですが、その分、作業時間の短縮によるコストパフォーマンスを考慮すると、投資する価値は十分にあります。
総じて、ウォームアップ時間の短さはラミネーター選びにおいて重要な要素です。
作業効率を重視するならば、高性能で立ち上がりが早いモデルを選択することが、よりスムーズなラミネート作業を実現する鍵となるでしょう。
待ち時間が長いものだと、それだけで面倒になってしまい使うのがおっくうになってしまいます。
温度調整、スピード調整の機能があること
4本ローラータイプは2本タイプと比較して、それだけでも仕上がりがきれいになりますが、上手な温度調整により、さらにきれいに仕上げることができます。
薄いフィルムと紙の場合、熱が高いと波を打ってしまう事があります。
そこで温度調整機能で温度を下げる事で、波打たずきれいな仕上がりにすることができます。
逆に厚いものをラミネートをする場合は、温度設定を高くすることで、しっかり圧着した完成度の高い仕上がりにすることができます。
また、厚みのある素材や、紙以外のものをラミネートする場合にも、温度調整は非常に役立ちます。
高い温度設定によって、しっかりとした圧着を促し、完成度の高いラミネートが可能になります。
特に厚紙や写真、さらには花や葉といった特殊な素材を挟む際には、適切な温度で加工することが重要です。
おすすめのラミネーターは、温度調整機能だけでなく、スピード調整機能も備えているものです。
これにより、素材に応じて最適な速度でラミネートを行うことができ、より高品質な仕上がりを期待できます。
速度が速すぎると圧着が不十分になることがあるため、特に厚みのある素材や紙以外のものを扱う場合には、スピードを落として丁寧に加工することがキーとなります。
このように、ラミネーターを選ぶ際には、温度調整機能とスピード調整機能を持つ製品を選ぶことをおすすめします。
これらの機能によって、さまざまな素材を美しく、かつ効率的にラミネートすることが可能となります。
フィルム詰まりに対応するリバース(逆回転)機能が付いている
ラミネーター選びで重要なポイントの一つが、フィルム詰まりに強いかどうかです。
特に、ラミネーターの主な故障原因は、フィルムの巻き込みによるもの。
この問題を解決するためには、リバース機能、つまりローラーの逆回転機能が非常に役立ちます。
この機能があれば、フィルムがローラーに巻きついた際や、出口から出てこない場合でも、簡単にフィルムを取り出すことが可能になります。
フィルム詰まりは、不正確な紙のセットやフィルムを開いている側からラミネーターに通してしまったことが原因で起こることが多いです。
一旦フィルムが巻き込まれてしまうと、取り出すのが困難になりますが、リバース機能があれば、失敗に気づいた瞬間にすぐに対応できるため、故障のリスクを大幅に減らすことができます。
そのため、ラミネーターを選ぶ際には、リバース機能の有無を確認することが大切です。
この機能が付いているかどうかで、フィルム詰まり時の対応が大きく変わり、無理に引っ張って故障させるリスクを避けることができます。
安心して使用できるラミネーターを選ぶためにも、この機能のチェックは欠かせません。
リバース機能がついていないラミネーターだと、無理やり引っ張るか、力業で前に進めるしかありません。
コンパクトであること
ラミネーターを使わないときはすっきりとしまっておけるかも重要なポイントです。
スペースに余裕があれば良いですが、普段の使わないときはしまっておくと思いますので、その際の事も考えながら選んだ方が良いです。
最近はコンパクトなラミネーターがいろんなメーカーから出ています。
購入する際はラミネーターのコンパクトさ、についても気にすることをおすすめします。
以上のポイントを抑えた上で、厳選したA3対応の4本ローラーのラミネーターランキングを以下へご紹介します。
おすすめのラミネーターランキング(A3対応)
ラミネーターにフィルムが詰まった時の対応は?
ラミネーターでフィルムが詰まるトラブルは、使用者にとって頭を悩ます問題の一つです。
しかし、適切な対処法を知っていれば、このような問題もスムーズに解決できます。
特に、リバース機能を備えたラミネーターは、フィルム詰まりの際に非常に便利です。
リバース機能とは、ラミネーターのローラーを反対方向に回転させることで、挟まったフィルムを安全に取り出すための機能です。
フィルムの挿入角度が不適切だったり、フィルムがローラーに巻き付いてしまった場合でも、この機能を使うことで簡単にフィルムを取り出すことが可能となります。
一方で、リバース機能がないラミネーターの場合、フィルムの詰まりを解消するためには修理が必要になることもあります。
この点からも、リバース機能はラミネーター選びにおいて重要な要素の一つと言えるでしょう。
ここでご紹介しているラミネーターにはこのリバース機能がついています。
この機能がないと最悪修理になることもあるので、外せない機能の一つです。
※サンワサプライ 400-LM004 はフィルムを取り出せるリリースレバーが付いています。
ウォームアップ時間の比較
ご紹介しているラミネーターのウォームアップの時間だけをまとめて比較してみました。
メーカー、機種 | ウォームアップ時間 |
アイリスオーヤマ HSL-A34 | 最速35秒 |
アイリスオーヤマ LFA34AR | 2分 |
サンワサプライ 400-LM004 | 約90秒 |
上記の通りアイリスオーヤマのHSL-A34が断トツの早さです。
良く使う場合だとウォームアップ時間は結構重要になってきますので、HSL-A34の速さはかなり魅力的です。